イタリア・ドロミテの真珠と称されるコルティナダンペッツォは、美しい山々に囲まれた冬季スポーツの聖地です。スキーやスノーボードの大会、そして世界的なスポーツイベントを観戦するためにこの地を訪れるなら、絶対に外せないのが地元の美食体験でしょう。
しかし、ハイシーズンには世界中から観光客が押し寄せるため、コルティナダンペッツォで美味しいレストランを確保するには事前の予約が欠かせません。この記事では、観戦の合間に立ち寄りたい名店から、特別な夜を彩る高級店まで、役立つ情報をわかりやすくお伝えします。
初めて訪れる方でも迷わないよう、予約の具体的な手順やおすすめのメニューについても詳しく解説していきます。素晴らしい景色とともに、イタリアならではの豊かな食卓を楽しみましょう。
コルティナダンペッツォで美味しいレストランを予約するための基本知識

コルティナダンペッツォでの食事を成功させるためには、現地の予約文化や混雑状況を正しく把握しておくことが重要です。特に冬季スポーツの大きな大会が開催される期間は、街全体の活気が最高潮に達し、人気店は数週間前から満席になることも珍しくありません。
予約のタイミングとハイシーズンの注意点
コルティナダンペッツォの冬は、12月のクリスマス前から3月下旬まで非常に賑わいます。特に冬季スポーツの観戦を目的とした旅行者の場合、試合が終わる夕方以降の時間はどこのレストランも非常に混み合います。
美味しいと評判のレストランでディナーを楽しむなら、少なくとも1週間前、人気店であれば1ヶ月前には予約を済ませておくのが安心です。ランチタイムも、ゲレンデ近くの山小屋(リフュージョ)は大変混雑するため、時間をずらすか事前の連絡をおすすめします。
また、イタリアのレストランは中休みを設けている場所が多いため、営業時間を事前にチェックしておくことも大切です。ディナーは通常19時か19時半からスタートすることが一般的であることを覚えておきましょう。
オンライン予約と電話予約の使い分け
最近では、コルティナダンペッツォでもオンライン予約を導入する店舗が増えています。レストランの公式サイトや、「TheFork」などの予約プラットフォームを利用すれば、日本語や英語でスムーズに手続きを完結させることが可能です。
一方で、家族経営の小さなお店や伝統的な郷土料理店では、今でも電話予約が主流です。英語が通じるスタッフが常駐していることが多いため、勇気を持って電話してみるのも一つの方法です。宿泊先のホテルのコンシェルジュに代行を依頼するのも、確実な予約手段として有効です。
メールで予約を行う場合は、日時、人数、連絡先を明記し、お店からの返信をもって確定となる点に注意してください。直前の変更やキャンセルを避けるためにも、スケジュールが決まり次第早めに行動しましょう。
ドレスコードとマナーについて
コルティナダンペッツォは高級リゾート地としての側面もあるため、訪れるお店によって適切な服装が異なります。ミシュラン星付きの高級店であれば、男性はジャケットを着用し、女性もエレガントな装いで訪れるのが望ましいでしょう。
一方で、スポーツ観戦の合間に立ち寄るカジュアルなトラットリアやピッツェリアであれば、清潔感のあるカジュアルな服装で問題ありません。ただし、スキーウェアのまま入店できるのは主にゲレンデ付近の山小屋に限られるため、街中での食事には着替えが必要です。
また、イタリアでは食事の時間をゆったりと楽しむ文化があります。注文を急かしたり、食べ終わってすぐに席を立とうとしたりせず、ワインやデザートを楽しみながら会話に花を咲かせるのが現地のスタイルです。マナーを守ることで、お店の方とのコミュニケーションもより円滑になるでしょう。
地元で愛される伝統的な郷土料理の名店

コルティナダンペッツォを訪れたなら、この地域ならではの郷土料理を味わわずにはいられません。北イタリアの厳しい冬を越えるための力強い料理は、観戦で冷えた体を芯から温めてくれます。ここでは、地元の人々からも高く評価されている美味しいレストランをご紹介します。
アル・カミン(Al Camin)で味わう伝統の味
街の中心部から少し離れた場所に位置する「Al Camin」は、木のぬくもりを感じる落ち着いた内装が魅力のレストランです。ここでは、ドロミテ地方の伝統的なレシピを大切に守りながら、現代的なエッセンスを加えた料理を楽しむことができます。
特に定評があるのは、地元の新鮮な食材を使ったパスタ料理です。シェフが厳選した旬の素材が皿の上で見事に調和しており、一口食べるごとに感動が広がります。サービスも非常に親切で、初めての訪問でもリラックスして食事を楽しめる雰囲気が整っています。
予約は必須となりますが、その手間をかける価値が十分にあるお店です。冬季スポーツ観戦の疲れを癒やす、特別なディナーの場所として選んでみてはいかがでしょうか。自家製のデザートも絶品なので、最後まで楽しむ余裕を持って訪れてください。
カズンツィエイ(Casunziei)の名店を巡る
コルティナの食文化を象徴するメニューといえば「カズンツィエイ」です。これはビーツを包んだ半月型のラビオリで、溶かしバターとポピーシード(ケシの実)をかけていただく、ほんのり甘みのある伝統料理です。
このカズンツィエイを最高に美味しく提供してくれるお店として知られるのが、伝統的なトラットリアです。鮮やかな赤色のフィリングは見た目も美しく、口の中で広がるビーツの甘みとバターのコクが絶妙なハーモニーを奏でます。地元の赤ワインとの相性も抜群です。
コルティナのレストランを予約する際には、メニューにこのカズンツィエイがあるかを確認してみるのも良いでしょう。地元の人に愛され続ける味を知ることで、その土地の歴史や文化をより深く理解することができるはずです。
コルティナで食べておきたい伝統料理リスト
・カズンツィエイ(ビーツのラビオリ)
・カネーデルリ(パンの団子のスープ)
・ポレンタ(トウモロコシ粉の練り物)と鹿肉の煮込み
・アップルストゥルーデル(リンゴのパイ菓子)
山小屋レストラン(Rifugio)の格別な体験
冬季スポーツ観戦の醍醐味の一つは、標高の高い場所にある「リフュージョ」と呼ばれる山小屋での食事です。ゴンドラやリフトでアクセスするこれらの場所では、遮るもののない絶景を眺めながら美味しい料理を堪能できます。
例えば、「Rifugio Lagazuoi」などは、その圧倒的な景観で世界的に有名です。標高2,700メートルを超える場所で提供される温かなスープや、豪快に焼かれた肉料理は、地上で食べるのとはまた違った格別の味わいがあります。
昼間は予約を受け付けていない場合もありますが、夜間に特別なディナーイベントを開催している山小屋もあります。雪山の中、静寂に包まれながら楽しむ食事は、一生の思い出に残る素晴らしい体験となるでしょう。天候を確認した上で、ぜひ足を運んでみてください。
特別な夜を彩るミシュラン星付きレストラン

コルティナダンペッツォは、美食の激戦区としても知られています。世界的なガイドブックで高く評価されるレストランが点在しており、最高のサービスと独創的な料理を提供しています。冬季スポーツの祭典を楽しむ自分へのご褒美として、最高峰の食体験を予約してみませんか。
ティヴォリ(Tivoli)の洗練された一皿
「Tivoli」は、長年コルティナのガストロノミー界を牽引してきたミシュラン1つ星レストランです。街の少し高い場所に位置しており、洗練されたエレガントな空間で特別な時間を過ごすことができます。
こちらの料理は、地元の伝統をベースにしながらも、驚きに満ちたモダンなプレゼンテーションが特徴です。厳選された高級食材が、シェフの確かな技術によって芸術的な一皿へと昇華されています。ワインリストも非常に充実しており、ソムリエが料理に最適な一杯を提案してくれます。
非常に人気のある店舗のため、旅行が決まったらすぐに予約を入れることをおすすめします。大切な記念日や、観戦ツアーのハイライトとなる夜を過ごすのに、これ以上ふさわしい場所はありません。五感を刺激する料理の数々に、きっと心から満足できるはずです。
サンブリーテ(SanBrite)の「農場から食卓へ」
近年、特に注目を集めているのが「SanBrite」です。こちらのレストランは、自社の農場で育てた食材や、近隣の森で採れた野草を多用する「Agricucina(農園料理)」というコンセプトを掲げています。ミシュランのグリーン星も獲得しており、持続可能な食のあり方を追求しています。
店内に一歩足を踏み入れると、モダンでありながら木の温もりを生かした、コルティナらしいスタイリッシュな空間が広がります。提供される料理は、大地の息吹を感じさせる力強さと、繊細な美しさが同居しています。自家製のチーズやバターの深い味わいには、多くの食通が絶賛の声を寄せています。
自然との調和をテーマにしたこの店での食事は、単なる栄養補給ではなく、一つの文化体験といえるでしょう。予約は公式サイトから行うことができ、事前にメニューの内容を確認することも可能です。都会の喧騒を忘れ、ドロミテの恵みを存分に味わってください。
ミシュラン星付きレストランを訪れる際は、予約時間の10分前には到着するように心がけましょう。また、万が一キャンセルせざるを得ない場合は、早急に連絡を入れるのが最低限のマナーです。
絶景と共に楽しむ高級ディナーの魅力
コルティナダンペッツォの高級レストランの中には、その立地条件を最大限に活かした素晴らしい眺望を誇るお店が少なくありません。夕暮れ時に雪山がピンク色に染まる「エンロスアドゥーラ」という現象を眺めながらの食事は、まさに至福のひとときです。
窓際の席を確保するためには、予約の際に「Vista sulle Dolomiti(ドロミテの景色が見える席)」を希望する旨を伝えておくと良いでしょう。全ての要望が通るわけではありませんが、早めの予約であれば配慮してもらえる可能性が高まります。
美味しい料理、完璧なサービス、そして世界遺産の絶景。これら三拍子が揃ったレストランでのディナーは、冬季スポーツ観戦の旅をより一層華やかなものにしてくれます。コルティナならではの贅沢な時間を、ぜひ存分に堪能してください。
スキーや観戦の合間に立ち寄りたいカジュアルスポット

スポーツ観戦のスケジュールが詰まっているときや、もっと気軽に食事を済ませたいときでも、コルティナダンペッツォには美味しい選択肢がたくさんあります。予約なしでも入れるお店や、手軽に楽しめるスポットを知っておくと非常に便利です。
手軽に楽しむ本格ピッツェリア
イタリアといえば、やはりピッツァは欠かせません。コルティナの街中には、地元の人々で賑わう活気あるピッツェリアが数多くあります。釜で焼き上げられるアツアツのピッツァは、シンプルながらも素材の良さが際立つ逸品ばかりです。
多くのピッツェリアは予約なしでも入れますが、夕食のピークタイム(20時前後)は行列ができることもあります。少し早めの時間に訪れるか、あらかじめ電話で混雑状況を確認しておくとスムーズです。価格も手頃なので、家族連れや友人同士のグループにも適しています。
トッピングには、地元のスペック(燻製生ハム)やキノコを使ったものがおすすめです。ボリューム満点のピッツァを囲んで、その日の試合の結果について語り合う時間は、観戦旅行の楽しい思い出になることでしょう。
アペリティーボを楽しむバー文化
イタリアの夕方の楽しみといえば、夕食前の一杯「アペリティーボ」です。17時を過ぎる頃、コルティナの中心部にある目抜き通り「コルソ・イタリア」沿いのカフェやバーは、観戦帰りの人々で賑わい始めます。
オレンジ色が鮮やかなカクテル「スプリッツ」を片手に、添えられた軽食をつまみながら過ごす時間は、現地のライフスタイルを体験する絶好の機会です。予約は不要なことがほとんどですが、人気のテラス席はすぐに埋まってしまいます。
この時間帯に軽く食べておくことで、少し遅めのディナーまでの時間を楽しく繋ぐことができます。お洒落に着飾った人々を眺めながら、コルティナの華やかな雰囲気を感じてみてください。お気に入りのお店を見つけるのも、街歩きの楽しみの一つです。
テイクアウトや軽食の活用術
スポーツ観戦の会場で長時間過ごす予定があるなら、テイクアウト(持ち帰り)できるグルメも重宝します。街のパン屋さん(パニフィーチョ)やデリカテッセン(ガストロノミア)では、美味しいサンドイッチや切り売りのピッツァを購入することができます。
特に地元のチーズやハムを挟んだパニーノは、シンプルながらも素材の味が濃く、満足感の高い軽食になります。これらを事前に準備しておけば、会場での食事に困ることもありません。温かいスープを持ち運べる水筒があれば、さらに快適な観戦環境が整います。
また、ジェラートショップも冬でも営業していることがあります。寒い中で食べる濃厚なピスタチオやヘーゼルナッツのジェラートは、意外にもクセになる美味しさです。限られた時間を有効に使うために、こうしたカジュアルな食の選択肢もぜひリストに入れておいてください。
押さえておきたいコルティナ独自の食文化

美味しいレストランを選ぶ上で、その土地の特産品や食の背景を知っておくと、メニュー選びがぐんと楽しくなります。コルティナダンペッツォはイタリアでありながら、オーストリア文化の影響も色濃く受けており、独自のミックス文化が形成されています。
ドロミテ地方のチーズとワイン
この地域の食卓に欠かせないのが、近隣の牧場で作られる風味豊かなチーズです。特に「プッツォーネ・ディ・モエナ」のような香りの強いチーズや、マイルドな「ドロミティ」などは、ワインとの相性が抜群です。
また、ワインについても、アルト・アディジェ地方やヴェネト地方の高品質な銘柄が揃っています。白ワインなら爽やかな「ケールナー」や「ゲヴュルツトラミネール」、赤ワインなら力強い「ラグレイン」などがおすすめです。
レストランを予約した際は、ぜひリストの中から地元のワインを選んでみてください。料理と同じ土地で育まれたワインは、お互いの良さを引き立て合い、食事の満足度をさらに高めてくれます。知識豊富なカメリエーレ(ウェイター)に相談するのも良いでしょう。
冬季限定のジビエ料理
コルティナの冬の味覚を語る上で、ジビエ(狩猟肉)料理は外せません。鹿(カプリオーロ)やイノシシ、シャモア(カモシカの一種)などの肉は、ベリー系のソースやポレンタと共に供されるのが定番です。
これらの肉は、低脂肪でありながら鉄分が豊富で、深い旨味が特徴です。じっくりと煮込まれた肉料理は、口の中でほどけるような柔らかさがあり、冷え込んだ体を温めるエネルギー源となります。多くの美味しいレストランでは、冬の看板メニューとしてこれらを提供しています。
野生の恵みを大切にいただくジビエ料理は、この土地の自然への敬意を感じさせてくれます。少し珍しいメニューに挑戦してみたい方は、ぜひリストの中からジビエを選んで、コルティナの冬を味覚で実感してみてください。
スイーツとカフェタイムの楽しみ
食事の締めくくりや、午後のひとときには、コルティナ自慢のスイーツを楽しみましょう。オーストリアの影響を受けた「アップルストゥルーデル」は、薄い生地でたっぷりのリンゴとシナモン、レーズンを包んだ絶品デザートです。
また、温かいカスタードソースをかけた「カイザーシュマルン(パンケーキを細かくちぎったもの)」も、冬の定番スイーツとして人気があります。これらを地元のコーヒーと一緒にいただけば、至福のカフェタイムの完成です。
街中には歴史あるカフェも多く、ショーウィンドウに並ぶ色とりどりのケーキを眺めるだけでも気分が上がります。冬季スポーツ観戦の合間に、甘いものでパワーをチャージして、次のイベントに備えましょう。
知っておくと便利な食のキーワード
・Formaggio(フォルマッジォ):チーズ
・Vino Locale(ヴィーノ・ロカーレ):地元のワイン
・Dolce(ドルチェ):デザート
・Conto(コント):お会計
コルティナダンペッツォで美味しいレストランと予約を成功させるまとめ
コルティナダンペッツォでの冬季スポーツ観戦を完璧なものにするためには、美味しいレストランの確保が大きな鍵を握ります。世界遺産ドロミテの絶景に囲まれながら、地元の伝統料理や洗練された美食を味わう時間は、旅行の思い出をより輝かせてくれるでしょう。
最後に、スムーズなグルメ体験のためのポイントを振り返ります。まず、人気店や行きたいレストランが決まったら、なるべく早く予約を入れることを徹底してください。特にスポーツ大会の期間中は混雑が激しいため、オンラインや電話、ホテルのサービスをフル活用しましょう。
次に、伝統料理の「カズンツィエイ」や冬季限定のジビエ料理など、その土地ならではの味を積極的に楽しんでみてください。ミシュラン星付きの高級店から、カジュアルなピッツェリアや山小屋まで、予算やシーンに合わせてバランスよく組み合わせるのがコツです。
最後に、現地のマナーや文化を尊重し、ゆったりとした食事の時間を楽しむ心の余裕を持ちましょう。イタリアの豊かな食文化に触れることで、冬季スポーツ観戦の旅がより一層充実したものになるはずです。コルティナダンペッツォで、素晴らしいグルメ体験を堪能してきてください。



