イタリアのアルプスに抱かれた美しいリゾート地、コルティナダンペッツォ。冬季スポーツの聖地として知られ、世界大会の観戦を心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。しかし、海外での移動、特に雪深い山岳地帯へのアクセスは少し不安を感じるかもしれません。
観戦を存分に楽しむためには、空港や主要駅から現地を結ぶシャトルバスの確保が欠かせません。この記事では、コルティナダンペッツォのシャトルバス予約方法を、初めての方でも迷わないように詳しく解説します。
チケットの取り方から現地での移動手段まで、役立つ情報を整理してまとめました。事前の準備をしっかり整えて、白銀の世界で繰り広げられる熱い戦いを応援しに行きましょう。現地の空気感を感じながら、スムーズな旅の計画を立てるお手伝いをいたします。
コルティナダンペッツォのシャトルバス予約方法と主要な運行会社

コルティナダンペッツォへ向かうための主要な足となるのは、近隣の空港や鉄道駅から出発する長距離シャトルバスです。まずは、どの会社を利用すべきか、そして基本的な予約の流れについて把握しておきましょう。
Cortina Express(コルティナ・エクスプレス)の予約手順
コルティナダンペッツォへのアクセスで最も有名なのが「Cortina Express」です。ベネチアの空港やメストレ駅と現地をダイレクトに結ぶ路線を運行しており、観光客や観戦客に非常に人気があります。公式サイトは英語とイタリア語に対応しており、スマートフォンからでも簡単に手続きが可能です。
予約の際は、まず出発地と目的地、日程を選択します。空席状況が表示されるので、希望の便を選んで座席指定を行いましょう。支払いはクレジットカードやPayPalが利用できるため、日本からでも事前にチケットを確保しておくことが可能です。完了後に送られてくるメールのQRコードがチケット代わりになります。
冬のシーズンやスポーツイベントの開催期間中は、予約が非常に埋まりやすくなります。予定が決まったら、なるべく早めに公式サイトをチェックして、座席を確保しておくことを強くおすすめします。早割料金が設定されていることもあるため、こまめな確認が大切です。
ATVO(アトボ)を利用したアクセスと予約
「ATVO」もまた、ベネチア周辺からコルティナダンペッツォへの路線を運行している大手バス会社です。Cortina Expressと並んで信頼性が高く、本数も比較的安定しています。ATVOの公式サイトも英語表記に切り替えが可能で、直感的に操作できるデザインになっています。
予約方法は、行き先と日付を入力して便を選び、個人情報を入力する流れです。ATVOの特徴として、オンラインで購入すると窓口で購入するよりもわずかに割引になるケースがあります。また、チケットを印刷するか、PDFをスマホに保存して乗務員に見せるだけで乗車できるので、非常にスムーズです。
空港の到着ロビー近くにはATVOの自動券売機も設置されていますが、観戦シーズンは混雑して希望の便が満席になるリスクがあります。事前にオンラインで予約を済ませておくことが、安心して旅を始めるためのポイントと言えるでしょう。
【予約時に準備しておくもの】
1. クレジットカード(Visa、Mastercardなど)
2. パスポート情報(氏名の綴り確認のため)
3. メールの受信ができるスマートフォン
公式予約サイトでの入力項目と注意点
海外のサイトで予約を行う際、戸惑いやすいのが住所や電話番号の入力項目です。基本的には日本の住所を英語表記で入力すれば問題ありません。電話番号は、日本の国番号「+81」を先頭につけ、最初の「0」を抜いた番号を入力するのが国際的なマナーです。
また、目的地のバス停の名前を間違えないように注意してください。コルティナダンペッツォのメインのバスターミナルは「Cortina d’Ampezzo Autostazione」と表記されます。宿泊先や観戦会場の最寄りを確認し、正しい目的地を選択できているか最終確認画面で必ずチェックしましょう。
決済が完了しても、稀に確認メールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことがあります。数分経ってもメールが届かない場合は、フォルダを確認するか、公式サイトのマイページから予約状況を確認するようにしてください。念のため、予約完了画面のスクリーンショットを撮っておくと安心です。
ベネチア空港からコルティナダンペッツォへのアクセス詳細

多くのスポーツファンが拠点とするのが、ベネチア・テッセラ空港(マルコ・ポーロ空港)です。ここからコルティナダンペッツォまでは、シャトルバスで約2時間から2時間半ほどの距離にあります。空港からの移動をスムーズにするための詳細を見ていきましょう。
空港のバス乗り場の場所と見つけ方
ベネチア・マルコ・ポーロ空港に到着したら、まずは「Public Transport」や「Bus」の案内表示に従って出口へ向かいます。バス乗り場は到着ロビーを出てすぐの場所に並んでおり、それぞれの会社ごとに番号が割り振られています。非常に分かりやすい構造になっているので安心してください。
Cortina ExpressやATVOのバスは、大型の観光バスタイプであることが多いです。バスの正面や側面に大きく会社名と「Cortina」という文字が表示されています。もし迷ってしまった場合は、近くにいる空港スタッフや、バス会社のカウンターで「Cortina Bus Stop?」と尋ねれば、親切に教えてもらえます。
乗車時間の10分から15分前には乗り場に到着しておくのが理想的です。特に冬場は大きな荷物を持つ乗客が多く、荷物の積み込みに時間がかかることがあります。早めに並んでおくことで、座席の確保や荷物の預け入れを落ち着いて行うことができるでしょう。
飛行機遅延時の対応と代替案
海外旅行で心配なのが、飛行機の遅延によって予約していたバスに乗れなくなることです。多くのシャトルバスチケットは時間指定制ですが、会社によっては「次の便に空席があれば振り替え可能」という柔軟なルールを設けている場合があります。
万が一遅れてしまった場合は、まず空港内にある各バス会社のチケットカウンターへ向かいましょう。予約画面を見せて事情を説明すれば、対応してもらえる可能性があります。ただし、最終便を逃してしまうと翌朝までバスがなくなってしまうため、飛行機の到着時間とバスの出発時間の間には、最低でも2時間程度の余裕を持たせるのが理想です。
もし全てのバスが終わってしまった場合の最終手段は、タクシーやプライベート送迎の利用です。ただし、空港からコルティナまではかなりの距離があり、料金も高額(300ユーロ以上が目安)になります。できるだけ余裕を持ったスケジュールを組み、バスを予約する際も変更可能なプランを選ぶなどの工夫をしてください。
バス車内の設備と快適な過ごし方
コルティナダンペッツォへ向かうシャトルバスは、長距離移動を前提としているため、非常に快適な設備が整っています。多くの車両で無料のWi-Fiが提供されており、移動中に現地の最新情報やスポーツの試合結果をチェックすることが可能です。ただし、山間部に入ると電波が不安定になることもあるので注意してください。
車内にはトイレが設置されていることがほとんどですが、念のため乗車前に空港で済ませておくのが無難です。座席はリクライニングが可能で、足元も比較的広々としています。冬の移動は車内が暖房で乾燥しやすいため、飲み物を用意しておくと良いでしょう。
窓からの景色もこの旅の醍醐味の一つです。平原から徐々に険しいドロミテの山々が迫ってくる景色は圧巻で、スポーツ観戦への期待感を高めてくれます。特に夕暮れ時は山肌がピンク色に染まる「エンロサディラ」という現象が見られることもあり、移動時間そのものが素晴らしい観光になります。
現地での移動に便利な「スキーバス」の活用術

コルティナダンペッツォに到着した後、各競技会場や周辺のホテルへ移動するために欠かせないのが「スキーバス(Skibus)」です。長距離シャトルバスとは異なり、こちらは町の中や近隣のゲレンデを結ぶ地域限定のバスです。
スキーバスの運行ルートと主要な停留所
コルティナ市内のスキーバスは、複数のラインが網羅するように走っています。メインの拠点は、長距離バスも発着する「Autostazione(中央バスターミナル)」です。ここから各方面へのバスが出発しており、非常に分かりやすい拠点となっています。
主なルートには、トファーナ方面やクリスタッロ方面、さらには少し離れたサン・カッシアーノ方面などがあります。冬季スポーツの大会が行われる会場の近くには必ずと言っていいほど停留所が設けられます。公式サイトや現地の観光案内所で配布されている「Skibus Map」を手に入れておくと、移動の全体像が把握しやすくなります。
バスのフロントガラス部分には、路線の番号や行き先が大きく表示されています。乗車する前に、自分の行きたい会場やホテルを通るかどうかを運転手に確認すると確実です。現地の言葉が分からなくても、地名を伝えれば頷いて教えてくれるはずです。
乗車チケットの購入方法と料金体系
スキーバスを利用するには、専用のチケットが必要です。一回券のほか、滞在期間に合わせて選べる「1日券」や「3日券」、さらには「1週間券」などが用意されています。何度も往復する場合は、乗り放題になるフリーパスの方が圧倒的にお得です。
チケットはバスターミナルの窓口、または町中のタバッキ(Tabacchi)と呼ばれる売店で購入できます。また、一部のホテルではフロントでチケットを販売していることもあるので、チェックイン時に確認してみると良いでしょう。なお、バスの車内ではチケットが買えない場合が多いので、事前に用意しておくのが鉄則です。
さらに、特定のスキーパス(リフト券)を持っていると、スキーバスが無料で利用できる制度もあります。観戦だけでなく自分でもスキーを楽しむ予定がある方は、持っているパスの特典をよく確認してください。これにより、移動コストを大幅に抑えることが可能になります。
スキーバスは冬季限定の運行です。シーズンによって運行開始日や終了日が異なるため、12月上旬や3月下旬に訪れる場合は、事前に運行状況を確認しておくことをおすすめします。
冬季スポーツ観戦時の混雑回避のコツ
大きな大会が開催される日は、スキーバスも非常に混雑します。特に競技開始の直前や、全競技が終了した直後の時間帯は、停留所に長い列ができることも珍しくありません。スムーズに移動するためには、時間に余裕を持って行動することが何よりも大切です。
混雑を避ける一つの方法は、始発に近い停留所から乗車することです。中央バスターミナルは座れる確率が高いですが、途中の停留所からは満員で乗れないケースも出てきます。また、あえて一本早いバスに乗って、会場近くのカフェでゆっくり過ごすのも賢い選択です。
現地では、バスの運行状況を確認できるスマートフォンアプリが提供されていることもあります。リアルタイムでバスがどこにいるか分かれば、寒い中外で待ち続ける必要もありません。テクノロジーを賢く活用して、ストレスのない移動を実現しましょう。
シャトルバス予約時に注意すべきポイントとコツ

コルティナダンペッツォのシャトルバス予約を成功させるためには、単に手続きを済ませるだけでなく、いくつかの細かいポイントに気を配る必要があります。快適な観戦旅行を叶えるためのコツをご紹介します。
早めの予約が必須!観戦シーズンは争奪戦
世界的な冬季スポーツの大会が開催される期間、コルティナダンペッツォへの人流は爆発的に増加します。数ヶ月前からホテルの予約が埋まるのと同様に、主要なシャトルバスもすぐに満席になってしまいます。特に土日や決勝種目が行われる日は要注意です。
予約は、バス会社のサイトでスケジュールが公開されたらすぐに済ませるのが理想です。通常、冬のスケジュールは秋頃に発表されます。このタイミングを逃さずにチェックしましょう。もし希望の便が満席だった場合は、周辺の町(ドッビアーコなど)を経由するルートも検討してみてください。
また、キャンセルポリシーについても事前に確認しておきましょう。万が一の予定変更に備え、多少手数料がかかっても変更や払い戻しができるプランを選んでおくと、精神的な余裕を持って旅行当日を迎えられます。
荷物の制限と超過料金について
スポーツ観戦やスキー旅行では、どうしても荷物が多くなりがちです。シャトルバスには無料で預けられる荷物の個数やサイズが決められており、それを超えると追加料金が発生したり、最悪の場合積み込めなかったりすることがあります。
一般的には、大型のスーツケース1個と手荷物1個までは無料というルールが多いです。スキー板やスノーボードを持ち込む場合は、別途「スポーツ用品」としての予約や追加料金が必要になることがあります。予約画面の途中でオプションを選択する項目があるはずなので、見落とさないようにしてください。
また、重すぎる荷物は積み込み作業を断られる可能性もあります。自分の荷物が規定の範囲内に収まっているか、出発前に計量しておくと安心です。バスの下部トランクは他の乗客の荷物も入るため、自分の荷物だとすぐ分かるように目印をつけておくのも良いアイデアです。
時刻表の読み方と乗り継ぎの注意点
イタリアのバス時刻表は、曜日によって運行時間が大きく異なることがあります。「Feriale(平日)」、「Festivo(日曜・祝日)」といったイタリア語の表記に注意してください。特に日曜日や現地の祝日は本数が激減することが多いため、入念な確認が必要です。
電車からバスに乗り継ぐ場合は、電車の遅延も考慮に入れる必要があります。イタリアの鉄道(トレニタリア)は、天候やストライキによって遅れることがしばしばあります。乗り継ぎ時間は最低でも30分から1時間は確保するようにスケジュールを組んでください。
万が一、バスに乗り遅れてしまった場合のバックアッププランも考えておきましょう。次のバスは何時か、タクシー乗り場はどこか、といった情報をスマホにメモしておくだけで、いざという時の焦りを大幅に軽減できます。「海外では予定通りにいかないこともある」という前提で動くことが、旅を楽しむ最大のコツです。
冬季スポーツ観戦時の持ち物とバス利用のマナー

シャトルバスでの移動を含め、厳しい冬のコルティナダンペッツォでスポーツ観戦を楽しむには、適切な準備とマナーが求められます。周囲への配慮を忘れず、自分自身も快適に過ごせるように心がけましょう。
車内に持ち込むべき必須アイテム
長距離バスの車内は暖房が効いていますが、一度外に出れば氷点下の世界です。その温度差に対応できるよう、脱ぎ着しやすい服装を心がけてください。車内に持ち込む手荷物の中には、乾燥対策の飲み物やリップクリーム、そしてスマホのモバイルバッテリーを入れておくと非常に便利です。
また、観戦チケットや予約確認書は、スマホの画面だけでなく紙に印刷したものも持っておくと安心です。寒さでスマホの電池が急激に減ってしまい、いざという時に画面が出せないというトラブルを避けるためです。アナログなバックアップは、冬の海外旅行における鉄則と言えます。
さらに、軽い軽食(ナッツやチョコレートなど)があると、渋滞で移動が長引いた時も安心です。ドロミテの山道は曲がりくねっている場所もあるため、乗り物酔いしやすい方は酔い止め薬も忘れずに準備しておきましょう。万全の体調で会場に到着することが、観戦を楽しむ第一歩です。
大きな荷物の扱いと車内マナー
バス車内に大きなリュックや荷物を持ち込む際は、他の乗客の迷惑にならないよう配慮しましょう。通路を塞いだり、隣の座席に荷物を置いたりするのはマナー違反です。貴重品以外の大きなバッグは、できるだけバスの下部トランクに預けるようにしてください。
車内での会話も、音量に気をつけるのが国際的なエチケットです。特に早朝や深夜の便では、休んでいる乗客も多いです。スポーツ観戦を前にして気分が高まるのは分かりますが、公共の場であることを忘れずに、穏やかな声で会話を楽しみましょう。
また、車内での食事については、強い匂いのするものは避けるのが賢明です。ゴミは必ず自分で持ち帰り、座席周辺を清潔に保つようにしてください。誰もが気持ちよく利用できる環境を作ることで、旅全体の満足度も高まります。現地の文化やルールを尊重する姿勢が、素晴らしい体験に繋がります。
【バス利用時のチェックリスト】
・予約チケットのプリントアウト
・モバイルバッテリーと充電ケーブル
・喉を潤す飲み物と軽い軽食
・酔い止め薬(必要な方)
バス停での待ち時間対策と防寒
コルティナダンペッツォの冬は非常に厳しく、バス停で待っている数十分の間でも体温を奪われます。バス停には必ずしも屋内待合室があるわけではないので、しっかりとした防寒対策が不可欠です。高性能なダウンジャケットはもちろん、手袋、マフラー、ニット帽の「3点セット」は必須です。
特に足元からの冷えは全身に響くため、厚手の靴下や滑り止め付きのスノーブーツを選びましょう。現地は雪が積もっていたり、地面が凍結していたりすることが多いです。バスへの乗り降りの際も足元に注意し、転倒しないように気をつけてください。
もし待ち時間が長くなりそうな場合は、近くのバール(Bar)に入って温かいカプチーノやホットチョコレートを飲みながら待つのも、イタリアらしい冬の過ごし方です。無理をして外で立ち尽くすのではなく、適度に暖を取りながら、余裕を持って移動を楽しみましょう。
コルティナダンペッツォのシャトルバス予約方法まとめ
コルティナダンペッツォでの冬季スポーツ観戦を成功させるためには、事前のシャトルバス予約が何よりも重要です。ベネチア空港などの主要拠点から現地を結ぶ路線は、「Cortina Express」や「ATVO」の公式サイトから早めに予約しておくことが安心への近道となります。
オンライン予約の際は、日程や目的地、そして荷物のオプションを正確に入力しましょう。完了後に届く確認メールは、スマホへの保存だけでなく紙でのバックアップも忘れずに。現地に到着してからは、スキーバスを活用することで、各競技会場へのアクセスが驚くほどスムーズになります。
また、冬の山岳地帯ならではの寒さや遅延のリスクを考慮し、スケジュールには十分な余裕を持たせてください。適切な防寒対策と準備を整えれば、移動の時間さえも美しいドロミテの景色を楽しむ素晴らしい体験に変わります。万全の体制で、コルティナダンペッツォで繰り広げられる熱戦を心ゆくまで応援してきてください。



