ウィンタースポーツの花形とも言えるショートトラック。その中でも、ひときわ盛り上がるのがリレー種目です。氷上の格闘技と呼ばれるほど激しいこの競技では、バトンを使わずに次の走者へ交代します。ショートトラックのリレーの押し出しという交代方法は、単なるバトンタッチ以上の役割を持っており、勝敗を分ける重要なポイントです。
「なぜ選手は背中を押しているの?」「交代のルールはどうなっているの?」と疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、ショートトラックのリレーにおける交代の仕組みや、観戦がもっと楽しくなるテクニックを詳しくご紹介します。これを読めば、次回のレース観戦が何倍も面白くなるはずです。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ショートトラックのリレーの押し出しと交代方法の基本

ショートトラックのリレーは、他の陸上競技などのリレーとは全く異なる交代方法を採用しています。最大の特徴は、バトンを持たずに「手で次の選手の腰や背中を押す」ことで交代を完了させる点です。ここでは、その基本的な仕組みと、なぜこのような方法がとられているのかについて詳しく見ていきましょう。
バトンがない!?リレーの交代は「背中を押す」
ショートトラックのリレーを初めて見る方が一番驚くのは、バトンが存在しないことかもしれません。この競技では、滑ってきた選手が次に滑る選手の腰や背中を両手で力強く押すことで交代が行われます。これを一般的に「プッシュ(押し出し)」と呼びます。
スケート靴の刃(ブレード)は非常に鋭利なため、バトンの受け渡しは非常に危険です。また、時速50キロ近いスピードが出る氷上では、小さなバトンを正確に受け渡すよりも、体全体を使って力を伝える方が確実で安全なのです。この独特のスタイルが、ショートトラックリレーのスピード感を支えています。
交代の際、受け手となる選手はコースの内側で待機し、タイミングを合わせて加速を始めます。滑ってきた選手がその背中に追いつき、渾身の力で押し出す瞬間は、まさにチームワークが試される場面です。この動作がスムーズに行われるかどうかが、順位に直結する重要な要素となります。
なぜ押すのか?加速を繋ぐテクニック
リレーで「押し出し」を行う最大の理由は、前の走者が持っているスピードを次の走者に引き継ぐためです。ショートトラックは空気抵抗や摩擦が少ないため、一度乗ったスピードをいかに殺さずに維持するかが勝負の分かれ目となります。前の選手が後ろから強く押すことで、次の選手はゼロからの加速ではなく、高い速度を維持したままレースに加わることができます。
この「プッシュ」によって、次の選手は自力で加速するよりもはるかに早くトップスピードに到達できます。熟練のチームになると、押し出しの瞬間にグンと加速し、追い抜きを仕掛けることもあります。単に順番を代わるだけでなく、前の走者のエネルギーをバトンのように手渡し、さらに加速させるための重要なテクニックなのです。
もし押し出しが弱かったり、タイミングがずれたりすると、チーム全体のスピードが大幅に落ちてしまいます。押し手は最後の力を振り絞って押し出し、受け手はその力を逃さずに受け止める。この一瞬の連係プレーに、選手たちは数え切れないほどの練習時間を費やしています。
交代が行われるタイミングと周回数
ショートトラックのリレーでは、交代するタイミングについて厳格な決まりがありません。基本的には、どのタイミングで誰が何周滑っても良いという自由度の高いルールになっています。一般的な戦略としては、1人あたり約1.5周から2周程度で交代することが多いです。これは、全力疾走で維持できるスピードの限界を考慮した結果です。
競技種目によって総周回数は決まっており、男子5000mリレーは45周、女子3000mリレーは27周、混合2000mリレーは18周です。各チームは、選手の得意不得意やスタミナに合わせて、誰がどのタイミングで交代するかを事前に緻密に計算しています。例えば、瞬発力のある選手を短めに設定してペースを上げる、といった作戦も取られます。
ただし、自由といっても無制限ではありません。交代が頻繁すぎると体力の消耗は抑えられますが、交代時のリスク(転倒や接触)が増えてしまいます。逆に長く滑りすぎると後半にスピードが落ちるため、そのバランスを見極めるのが監督やチームリーダーの腕の見せ所となります。
【リレー種目ごとの距離と周回数】
・男子リレー:5000m(45周)
・女子リレー:3000m(27周)
・混合リレー:2000m(18周)
ショートトラックリレーのルールと独自の仕組み

ショートトラックのリレーには、他の競技では見られないユニークなルールがいくつか存在します。交代の方法が自由である一方で、レース終盤の動きやアクシデントへの対応については厳密に定められています。観戦時に「今のはどうなったの?」と迷わないよう、重要なルールを整理しておきましょう。
交代する場所はどこでもいい?
陸上競技のリレーには「テイクオーバーゾーン(交代ゾーン)」がありますが、ショートトラックには明確な区切りとしてのゾーンは存在しません。リンク上のどの場所で交代してもルール違反にはならないのです。しかし、実際にはほとんどのチームが、ストレートの直線区間で交代を行います。
これは、カーブ(コーナー)で交代しようとすると、遠心力がかかってバランスを崩しやすく、転倒のリスクが非常に高くなるためです。直線であれば、押し出す側も受け取る側も姿勢を安定させやすく、最大限の力を伝えることができます。そのため、基本的には直線部分で交代が行われるのが一般的です。
ただし、混戦模様の中では、やむを得ずカーブの入り口付近で交代が行われることもあります。また、相手を出し抜くためにあえて少し早めのタイミングで交代を仕掛ける戦略的な動きも見られます。どこで交代が始まるかに注目すると、チームごとの戦略が見えてきて面白さが増します。
アンカーの交代タイミングと「残り2周」のルール
リレーの交代方法で唯一、明確に時間が制限されているのがレースの最終盤です。「最後の2周は1人の選手が滑りきらなければならない」というルールがあります。つまり、残り2周を切った後に交代を行うことは禁止されています。このため、アンカー(最終走者)への交代は、残り3周から2周に変わるタイミングで必ず完了させなければなりません。
場内には残り周回数を示すボードがあり、残り2周になると鐘が鳴らされます。この鐘が鳴る前に、アンカーはプッシュを受けてコースに出ている必要があります。もし、残り2周を切ってから交代をしてしまうと、そのチームは失格となってしまいます。各チーム、このタイミングは絶対に間違えないよう細心の注意を払っています。
アンカーは、最後の爆発的なスプリントを求められる重要な役割です。最もスピードがあり、勝負強い選手がアンカーを任されることが多く、最後の2周で順位が目まぐるしく入れ替わるシーンはこの競技最大のハイライトと言えるでしょう。アンカーへ繋ぐ瞬間の、気迫のこもった押し出しは必見です。
転倒した場合の特殊な交代ルール
激しい競り合いの中で、選手が転倒してしまうアクシデントは珍しくありません。通常のリレーならそこで終わりかもしれませんが、ショートトラックには救済措置のような交代ルールがあります。レース中に誰かが転倒した場合、他の選手がコースに出てタッチをすれば、交代してレースを続行できるのです。
この時のタッチは、通常の「押し出し」である必要はありません。転倒した選手の体に触れるだけで交代が成立します。待機していた選手がすぐさまコースに入り、転倒した仲間の元へ駆け寄ってタッチする光景は、リレーならではの連係プレーです。このルールがあるおかげで、一度転倒しても最後まで諦めずに追い上げることが可能になります。
ただし、転倒した選手を追い越してそのまま滑り続けることはできません。必ず「タッチ(身体接触)」が必要です。また、交代する際に他のチームの進路を妨害してはいけないというルールもあります。パニックになりがちな転倒シーンこそ、チームの冷静な判断と素早いリカバーが試されます。
押し出し交代を成功させるための高度な技術

ショートトラックのリレーにおいて、押し出しは単なる作業ではなく、極めて高度な技術が要求されるプレーです。コンマ数秒を争う世界では、この押し出しの質が勝敗に直結します。選手たちがどのような点に気をつけて交代を行っているのか、その技術的な側面にフォーカスしてみましょう。
プッシュのタイミングと力の伝え方
効果的な押し出しを行うためには、何よりもタイミングが重要です。後ろから滑ってくる選手と、内側で加速を始める選手のスピードがピタリと一致した瞬間が、最高のプッシュチャンスです。早すぎると受け手が準備できておらず、遅すぎると押し手のスピードが落ちてしまいます。この「シンクロする一瞬」を見極めるのがプロの技術です。
力の伝え方にもコツがあります。ただ腕の力で押すのではなく、下半身のパワーを腕を通じて相手の重心に伝えるように押し出します。腰を低く落とし、氷を蹴る力を利用して相手を前方に送り出すのです。一流の選手は、まるでバネが弾けるような鋭いプッシュを行い、一気に相手の背中を突き放します。
また、押す位置も重要です。背中の高い位置を押すと相手が前かがみになりすぎてバランスを崩すため、基本的には腰に近い位置を狙って押します。これにより、受け手は安定した姿勢のまま、爆発的な加速を得ることができます。この繊細かつ力強い動作が、氷上のスピード感を支えています。
受け手(次走者)の構えとスタート位置
押し出しを受ける側の選手も、ただ待っているわけではありません。交代の数秒前から、コースの内側で滑走を始め、スピードを徐々に上げていきます。この際、後ろを振り返りながら前の走者の位置を確認し、自分の速度を調整する必要があります。この「バック走に近い姿勢での加速」は、非常に高いバランス感覚を要します。
受け手は、押し出しを受ける瞬間に「腰を少し引き、両足を肩幅に開いて」安定したフォームを作ります。衝撃に備えてグッと踏ん張ることで、後ろからのパワーを効率よく推進力に変えることができるからです。もし構えが不十分だと、押された衝撃でよろけてしまい、せっかくのスピードが無駄になってしまいます。
スタート位置の読みも重要です。トップスピードで滑ってくる仲間に、どの地点で追いついてもらうのがベストか。これは氷の状態や自分たちの疲労度によっても変わります。選手たちは練習で何度もこの感覚を合わせ、目印がなくても正確な位置で合流できるよう体に叩き込んでいます。
チームメイトとの連携と「アイコンタクト」
リレーの交代は、言葉を交わす暇のない一瞬の出来事です。そのため、選手同士の暗黙の了解や、わずかなしぐさによるコミュニケーションが欠かせません。特に重要なのが「アイコンタクト」や手の動きによる合図です。「今から行くぞ」「ここで交代だ」という意思表示を、滑りながら瞬時に行っています。
また、チームメイトの滑りのクセを知り抜いていることも強みになります。「この選手は少し右側に寄るクセがある」「この選手はプッシュが非常に強い」といった特徴を把握しているからこそ、無駄のない交代が可能になります。リレーが「個人競技の集まり」ではなく、真の「チームスポーツ」と言われる所以です。
万が一、前の選手が接触などでバランスを崩しそうになった場合、後ろの選手は瞬時に判断して交代のタイミングを早めたり、フォローに回ったりします。こうした臨機応変な対応は、日頃からの深い信頼関係があってこそ成せる技です。観戦の際は、選手たちがどのような合図を送り合っているか、その「絆」にも注目してみてください。
リレーの練習では、あえてスピードを落とした状態から徐々に上げていく練習を繰り返します。選手同士の距離感が10センチずれるだけで加速力が変わるため、その感覚を研ぎ澄ませることが何よりも大切なのです。
観戦がもっと楽しくなるリレーの戦略と見どころ

ショートトラックのリレーは、単に速さを競うだけでなく、高度な心理戦や戦術が繰り広げられます。ルールの範囲内でいかに有利に立ち回るか。各チームの思惑を知ることで、レースの見え方はガラリと変わります。ここでは、観戦時に注目したい戦略的なポイントをいくつかご紹介します。
交代回数を変える?チームごとの作戦
ルール上、交代回数は自由ですが、多くのチームは標準的な回数でレースを進めます。しかし、状況に応じてあえて交代のタイミングをずらす戦略を取ることがあります。例えば、中盤で引き離したい時に、最も足の速い選手を1周だけ滑らせて全力でプッシュさせ、一気にペースを上げる「ショートシフト」と呼ばれる作戦です。
逆に、スタミナのある選手が多めに周回をこなし、他の選手の体力を温存させることもあります。レース展開がスローペースな時は交代を減らし、逆にハイスピードな展開ではこまめに交代してフレッシュな状態を保つ。こうした駆け引きが、レース全体のリズムを作っていきます。
特に、強豪国である韓国や中国、オランダなどは、ライバルチームの動きを見ながら即座に戦略を切り替えてきます。どのタイミングで誰がコースに入ってくるか。その変化に気づけると、「あ、今仕掛けたな!」という興奮を味わうことができるでしょう。
インコースとアウトコースの使い分け
ショートトラックは追い抜きが非常に難しい競技です。そのため、交代時も「コース取り」が非常に重要な要素となります。基本的には、内側で待機して交代を行いますが、あえて外側(アウトコース)から大きく回り込んで交代し、そのままの勢いで一気に抜き去るテクニックもあります。
交代直後の選手は一時的にスピードが不安定になるため、そこを狙って他チームがインコースに飛び込んでくることもあります。交代する側はいかにインコースを死守しつつ、スムーズにプッシュを行うか。守りと攻めのバランスが問われる瞬間です。
レース中盤、各チームの選手が入り乱れて交代を行うシーンでは、どのチームが最短距離(インコース)をキープできているかを確認してみてください。インコースを走り続けることが、走行距離を短くし、勝利への近道となるからです。巧みなコース取りを支えるのも、やはり正確な押し出し交代の技術なのです。
混戦状態での「接触」とペナルティの境界線
リレーで最も判定が難しく、かつドラマが生まれるのが接触シーンです。特に交代時は、コースに出る選手とコースから戻る選手、そして現在滑っている他チームの選手が入り混じり、非常に危険な状態になります。ここで他チームの走路を少しでも妨害すると「ペナルティ」として失格になるリスクがあります。
「今の接触は故意か不可抗力か?」。審判はビデオ判定を用いて厳密にチェックします。例えば、押し出しが終わった選手がコース内に留まりすぎてしまい、後ろから来た他チームの選手とぶつかった場合、妨害とみなされることが多いです。選手たちは、押し出しのパワーを全開にしつつも、終わった瞬間にサッと身を引くという「引き際」の美学も求められます。
観戦中に審議(REVIEW)が入った時は、交代時の動きをよく見てみましょう。自分のチームのスピードを上げつつ、他チームの邪魔をしない。この限界ギリギリのプレーこそがショートトラックの醍醐味であり、時に厳しい判定によって天国と地獄が分かれる要因となります。
| 項目 | 戦略のポイント |
|---|---|
| 交代タイミング | 標準は1.5〜2周。疲労度や仕掛ける場面で変化させる。 |
| プッシュの強さ | 一気に加速させたい時は全身を使って強く押し出す。 |
| コース取り | インコースを死守し、最短距離で交代を完了させる。 |
| リカバー | 転倒時は素早くタッチし、被害を最小限に留める。 |
ショートトラックを支える道具とリンクの秘密

激しい押し出しや高速コーナリングを可能にしているのは、選手たちの技術だけではありません。ショートトラック専用の道具や、競技が行われるリンクの環境にも、リレーを成立させるための秘密が隠されています。細かなディテールを知ることで、より深く競技を楽しめるようになります。
押し出しの衝撃に耐える専用スケート靴
リレーの交代時には、後ろから強い力で押されます。この衝撃を受け止め、さらに氷に力を伝えるために、ショートトラックのスケート靴は特殊な構造をしています。靴の部分(ブーツ)は硬いカーボン素材で作られており、足首をしっかりと固定して力のロスを防ぎます。
また、ブレード(刃)も独特です。陸上のスパイクが地面を掴むように、スケートの刃も氷をしっかりと捉える必要があります。ショートトラックの刃は中心から少し左側にずらして取り付けられており、常に左に曲がりやすいように「カーブ(曲げ)」加工が施されています。これにより、交代時の中途半端な姿勢でも安定して氷を蹴ることができるのです。
選手は自分の足の形や押し出しのクセに合わせて、ミリ単位でブレードの位置を調整します。リレーのプッシュという「一点に大きな負荷がかかる瞬間」に、いかに靴が耐えて推進力に変えてくれるか。選手の足元には、最新のテクノロジーと職人技が詰まっています。
氷の硬さと交代のしやすさの関係
意外かもしれませんが、氷の状態(氷質)もリレーの交代に影響を与えます。ショートトラックのリンクは、フィギュアスケートなどよりも「硬くて冷たい氷」が好まれます。氷が硬いとブレードが深く沈み込まないため、摩擦が減り、交代時のプッシュによる力がダイレクトにスピードに変換されます。
逆に氷が柔らかすぎると、押し出した瞬間に氷が削れてしまい、力が逃げてしまいます。そのため、リレー種目が行われる前には、念入りな整氷作業(氷を平らに整えること)が行われます。氷の状態が良い時は、交代時の「シャーッ」という鋭い音が響き、選手たちのスピードも格段に上がります。
会場の温度や湿度によって氷の状態は刻一刻と変化します。選手たちはウォーミングアップを通じて「今日の氷は押しやすいか、滑りやすいか」を確認し、プッシュの加減を微調整します。氷上のコンディションを読み解く力も、一流選手には欠かせない要素なのです。
選手が身につけている防護服の役割
リレーでは選手同士が密着して交代するため、怪我のリスクも高まります。そのため、選手たちは「防カット素材(切り傷を防ぐ素材)」で作られた専用のレーシングスーツを着用しています。万が一、交代時に転倒して他の選手のブレードが触れても、大きな怪我にならないように守られているのです。
さらに、首を守る「ネックガード」や、衝撃を吸収する「膝当て」「脛当て」も必須の装備です。これらの装備は安全性を高めるだけでなく、選手が安心して激しい押し出しを行えるようにする精神的な支えにもなっています。思い切ったプレーができるのは、しっかりとした防具があるからこそです。
また、手袋(グローブ)の指先には、コーナリング時に氷を触るための樹脂が塗り固められています。交代の際も、このグローブでしっかりと相手の背中をグリップし、滑ることなく確実にパワーを伝えます。一見シンプルなウェアに見えますが、すべてが「速く、安全に、確実に交代する」ために最適化されています。
ショートトラックのリレーの押し出しや交代方法まとめ
ショートトラックのリレーは、数ある冬のスポーツの中でもトップクラスのスピード感とスリルを味わえる種目です。バトンを使わず、選手が手で直接相手を突き出す「押し出し」という交代方法は、この競技の象徴とも言えるテクニックです。前の走者が稼いだスピードを次の走者へ100%伝えるための、気迫のこもったプッシュは、何度見ても圧倒されます。
今回ご紹介したように、リレーには「残り2周」のアンカー固定ルールや、転倒時の救済タッチなど、独自の仕組みがたくさんあります。これらのルールを知っているだけで、レース展開の読み方がぐっと深まります。各チームがどのタイミングで仕掛けるのか、誰が誰を押し出すのか、その一瞬のドラマに注目してみてください。
次回のウィンタースポーツ観戦では、ぜひ選手たちの足元や背中の動きに目を凝らしてみてください。完璧なタイミングで行われる華麗な交代シーンを目にした時、ショートトラックの本当の魅力に気づくはずです。チーム一丸となってゴールを目指すリレーの熱狂を、ぜひ全力で楽しんでくださいね。

