2026年に開催されるミラノ・コルティーナ冬季オリンピックに向けて、現地での観戦計画を立てている方も多いのではないでしょうか。イタリアの美しい雪景色の中で繰り広げられる熱戦をSNSでシェアしたり、慣れない土地で地図アプリを頼りに移動したりするには、安定したインターネット環境が欠かせません。
そんなイタリア旅行のネット手段として、近年主流になっているのが「eSIM」です。物理的なカードの差し替えが不要で、日本にいながら事前に準備を完了できるため、到着後すぐに通信を開始できるのが最大のメリットです。この記事では、冬季大会の会場周辺でも快適に使えるeSIMの選び方や、おすすめのサービスを分かりやすく紹介します。
初めてのイタリア旅行でも安心してスマホを使えるよう、通信環境の準備を整えておきましょう。会場となる山岳地帯から大都市ミラノまで、どこにいてもスムーズに通信できるポイントを詳しくまとめました。この記事を参考に、最高のアドベンチャーをサポートするネット環境を手に入れてください。
イタリア旅行でおすすめのeSIMを選ぶポイント!2026年オリンピック観戦の必需品

イタリアで開催される2026年冬季オリンピックは、ミラノという大都市だけでなく、コルティーナ・ダンペッツォをはじめとする広大な山岳エリアが舞台となります。そのため、どこでも安定してつながるeSIMを選ぶことが、旅の成否を分ける重要な要素になります。まずは、オリンピック観戦を前提とした選び方の基本を整理しましょう。
山岳地帯でもつながりやすいイタリアの大手キャリアを選ぶ
イタリアには、TIM、Vodafone、WindTre(ウィンドトレ)、iliad(イリアド)といった主要な通信キャリアが存在します。2026年の大会会場となるアルプス山脈周辺の山岳地帯では、都市部よりも電波が届きにくい場所があるため、通信網の広さに定評がある「TIM」や「Vodafone」の回線を利用しているeSIMを選ぶのが賢明です。
格安のeSIMサービスの中には、特定の場所で電波が弱くなるキャリアの回線を使用しているものもあります。冬季スポーツ観戦では、標高の高い会場や移動中のバス車内など、通信環境が不安定になりがちな場所へ行く機会が多くなります。そのため、どの現地回線を利用しているかを事前にチェックしておくことが、ストレスのない通信を実現するための第一歩です。
特にTIMはイタリア最大の通信事業者であり、山岳部でのカバー率も高いことで知られています。eSIMサービスを選ぶ際は、公式サイトなどのスペック表を確認し、提携しているイタリア国内のキャリア名を確認するようにしましょう。信頼できる回線を選べば、決定的瞬間の動画をすぐにSNSにアップロードすることも可能になります。
長期滞在や複数都市の移動に対応したデータ容量の見極め
オリンピック観戦の旅は、通常よりも滞在期間が長くなる傾向にあります。開会式から閉会式まで滞在する場合や、複数の競技を観戦するために各地を巡る場合、データ容量の不足は大きなストレスになります。1週間程度の滞在であれば10GBから20GBが目安ですが、動画視聴やSNSへの投稿を頻繁に行うなら「無制限プラン」がおすすめです。
イタリアはWi-Fiスポットも増えていますが、移動中の列車内や屋外の競技会場では、自分専用のデータ通信が頼りになります。特にオリンピック期間中は公式アプリでリアルタイムの速報を確認したり、チケットを表示したりする場面が増えるため、データの消費量が予想以上に増えることがよくあります。
また、データ容量を使い切ってしまった時に、専用アプリから簡単に「追加チャージ」ができるサービスを選んでおくと安心です。現地でネットが途切れてしまうと、追加購入の手続き自体が難しくなるため、残容量の通知機能があるeSIMや、操作が直感的なアプリを提供しているブランドを選ぶのが良いでしょう。
日本語サポートの有無と設定のしやすさをチェック
海外旅行中に通信トラブルが発生すると、非常に焦ってしまうものです。特に2026年のオリンピックのような大きなイベントでは、予定が詰まっているため、通信の不具合に時間を取られるわけにはいきません。そのため、万が一の時に日本語で問い合わせができるサポート体制があるかどうかは、非常に重要なポイントです。
世界中で使えるグローバルなeSIMサービスは英語対応のみの場合が多いですが、最近では日本企業が運営するサービスや、アプリが完全に日本語化されている海外サービスも増えています。操作画面が日本語であれば、QRコードの読み込み設定やプロファイルの切り替えもスムーズに行えます。英語に自信がない方は、迷わず日本語対応のサービスを選びましょう。
設定のしやすさについても、専用アプリをインストールするだけで自動的に設定が完了するタイプが便利です。手動でAPN(アクセスポイント名)という設定値を入力する必要があるものは、慣れていないと時間がかかることがあります。初心者の方は、なるべく「ワンクリック設定」や「アプリ内アクティベーション」に対応したサービスを選ぶのがおすすめです。
音声通話が必要かどうかで選ぶプランの違い
eSIMには「データ通信専用」と「音声通話付き」の2種類があります。多くの旅行者にはデータ通信専用で十分ですが、現地のレストランの予約や、宿泊先への連絡などでイタリアの電話番号が必要になるケースもあります。2026年のオリンピック期間中は混雑が予想されるため、電話で直接確認したい場面が出てくるかもしれません。
ただし、最近ではLINEやWhatsAppなどのアプリを使った無料通話が普及しているため、電話番号がなくても困る場面は減っています。音声通話付きのプランは、契約時にパスポートの提示(本人確認)が必要になるなど、手続きが少し複雑になる場合が多いのが難点です。手軽さを優先するなら、データ通信専用プランを選び、通話はアプリで済ませるのが一般的です。
もしどうしても現地の電話番号が欲しい場合は、音声通話に対応した特定のブランドを選ぶか、日本で利用しているスマートフォンの「国際ローミング」を緊急用として併用するのも一つの手です。自分の旅のスタイルに合わせて、電話番号の必要性を事前に検討しておきましょう。多くのeSIMはデータ専用なので、そこを理解した上で比較検討することが大切です。
オリンピック観戦に最適!イタリアで使える主要eSIMサービス比較

イタリア旅行で実際に利用できるeSIMサービスは多岐にわたります。2026年の冬季大会を現地で楽しむために、信頼性と使いやすさを兼ね備えた代表的なサービスを4つピックアップしました。それぞれの強みが異なるため、自分の滞在期間やデータ利用量に合わせて最適なものを見つけてください。
初心者でも使いやすい「Airalo(アイラロ)」の特徴
Airaloは世界中で利用者が多い、非常にポピュラーなeSIMストアです。イタリア専用のプラン「Mamma Mia」を提供しており、小容量から大容量までラインナップが豊富です。アプリのUIが非常に洗練されており、初めてeSIMを使う方でも迷わず購入・設定ができるのが最大のメリットといえます。
イタリア国内では、主に大手キャリアの回線を利用するため、通信エリアも安定しています。プランの価格も手頃で、数日間の短期滞在から数週間の長期滞在まで、必要に合わせて選べるのが魅力です。また、友達紹介コードなどを利用すれば割引が適用されることも多いため、コストパフォーマンスを重視する方にも向いています。
さらに、Airaloのアプリ内ではデータの使用量がリアルタイムで把握でき、追加購入も数タップで完了します。オリンピック期間中に「思っていたよりデータを使ってしまった」という時でも、すぐにチャージして通信を再開できる安心感があります。日本語にも対応しているため、設定に関する不安が少ないのもおすすめの理由です。
データ無制限でSNSも安心な「Holafly(オラフライ)」
オリンピックの感動を動画でリアルタイムに伝えたいなら、Holaflyが提供するデータ無制限プランが最適です。多くのeSIMサービスは数GBという上限がありますが、Holaflyは滞在期間に合わせて「日数分」の無制限プランを購入できるため、残量を気にする必要が全くありません。
特に現地から高画質な動画をYouTubeやInstagramに投稿したり、競技の合間にストリーミング配信を見たりする場合、数GB程度の容量はすぐに使い切ってしまいます。Holaflyなら、宿泊先以外でも自由に動画を楽しめるため、アクティブな観戦スタイルにぴったりです。また、イタリアだけでなく近隣のヨーロッパ諸国でも使える「ヨーロッパ周遊プラン」があるのも特徴です。
カスタマーサポートが24時間体制で、LINEによる日本語問い合わせに対応している点も非常に心強いです。海外でのネットトラブルは予期せぬタイミングで起こりますが、すぐに日本語で相談できる窓口があるのは大きなメリットです。少し価格が高めに見えることもありますが、追加チャージの手間や通信制限のストレスを考えれば、十分すぎる価値があります。
ヨーロッパ周遊に強い「Ubigi(ユビジ)」のメリット
もし2026年のオリンピック観戦のついでに、フランスやスイスなど近隣諸国にも足を運ぶ予定があるなら、Ubigiが非常に便利です。Ubigiはフランスの企業が運営しており、ヨーロッパ全域で安定した通信を提供しています。一度設定すれば、国境をまたいでも自動でネットワークが切り替わるため、非常にスムーズです。
Ubigiの面白い特徴は、アプリをインストールするとプロファイルが永続的に保持される点です。一度設定してしまえば、次回ヨーロッパに行く際もプランを購入するだけで再設定の必要がありません。また、他社に比べて「5G通信」への対応が早く、ミラノのような大都市では非常に高速なインターネットを利用できる可能性が高いです。
プランの選択肢も豊富で、イタリア限定のプランだけでなく、ヨーロッパ30カ国以上をカバーするプランもあります。鉄道で国境を越えて移動する場合など、どの国にいても常にネットがつながっている状態を維持したい旅行者には、Ubigiの信頼性の高いネットワーク構築が心強い味方になるはずです。
Ubigiは事前のインストールだけでも済ませておけるのが特徴です。プラン未購入の状態でもアプリの操作は可能なので、出発前に設定を済ませておくと現地で慌てずに済みます。
圧倒的な安さが魅力の「Nomad(ノマド)」の使い勝手
「とにかく安く済ませたいけれど、品質も落としたくない」という方には、Nomadがおすすめです。Nomadは各国の現地回線を安価に提供することに特化しており、1GBあたりの単価が非常に安く設定されています。10GBや20GBといったまとまった容量のプランが、他のサービスよりも安く手に入ることが多いです。
安いからといって品質が低いわけではなく、イタリア国内では主要なキャリアを利用しています。専用アプリも使いやすく、購入したeSIMの有効期限や残量がひと目でわかるようになっています。シンプルで無駄のないサービス構成になっており、海外旅行に慣れたユーザーからも高く評価されています。
注意点としては、サポートが基本的に英語ベースになることが多い点が挙げられます。設定手順などはアプリ上で詳しく説明されていますが、万が一の問題発生時に英語でのやり取りが必要になる可能性があることは念頭に置いておきましょう。それでも、コストパフォーマンスの高さは抜群なので、通信費を抑えてその分を観戦チケットや美味しいイタリア料理に回したい方には最適です。
| サービス名 | 特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| Airalo | 世界シェアが高く、アプリが日本語対応で使いやすい | eSIM初心者の人 |
| Holafly | データ無制限プランがあり、24時間日本語サポート | 動画SNSを多用する人 |
| Ubigi | ヨーロッパ周遊に強く、5G通信にも対応 | 隣接国も観光する人 |
| Nomad | 1GBあたりの価格が安く、コスパが非常に高い | 安さを重視する人 |
2026年冬季大会の会場エリア別!電波状況と通信の注意点

2026年のオリンピックは「ミラノ・コルティーナ」という名称の通り、ミラノとコルティーナ・ダンペッツォの2つの拠点を中心に広範囲で開催されます。エリアによって通信環境が異なるため、それぞれの特徴を把握しておくことが重要です。観戦ルートに合わせたネット環境のイメージを持っておきましょう。
大都市ミラノ周辺での通信環境と公共Wi-Fi事情
開会式やアイスホッケー、フィギュアスケートなどの競技が行われるミラノは、イタリア随一の経済都市です。通信インフラは非常に整っており、5G通信のカバーエリアも広いため、eSIMを利用していれば極めて快適なインターネット通信が可能です。駅や主要な広場では、街歩きをしながらの検索もスムーズに行えます。
ミラノ市内にはカフェやレストランが多く、多くの場所で無料Wi-Fiが提供されています。ただし、公共のWi-Fiはセキュリティの面で不安があるほか、利用するために電話番号でのSMS認証が必要なケースもあり、観光客にはハードルが高いこともあります。やはり自分専用のeSIMを持っておくことが、安全かつ迅速に情報を得るための基本となります。
また、オリンピック期間中のミラノは非常に多くの観光客で混雑します。多くの人が同時に同じネットワークを利用するため、一時的に通信速度が低下する恐れもあります。大手キャリアの回線を利用しているeSIMであれば、優先的に帯域が確保されることもありますが、混雑を想定して重要な情報はオフラインでも見られるように準備しておくとより安心です。
山岳エリア(コルティーナ等)での電波強度と対策
アルペンスキーなどの会場となるコルティーナ・ダンペッツォや、ボルツァーノ周辺は深い山々に囲まれたエリアです。こうした山岳地帯では、街中を一歩離れると急に電波が届かなくなる場所が存在します。特に競技コースの周辺やリフトの上などは、電波が1本しか立たない、あるいは圏外になる可能性も考慮しておかなければなりません。
山岳エリアで頼りになるのは、やはり歴史的に山間部の基地局整備に力を入れてきたTIMやVodafoneといった大手キャリアです。格安の二次回線を利用しているサービスよりも、これらの大手回線を直接、あるいは優先的に使えるeSIMを選ぶことで、トラブルを最小限に抑えられます。現地ではこまめに電波状況を確認し、つながりやすい場所を見極めることが大切です。
また、雪山ではスマートフォンのバッテリー消費が非常に激しくなります。電波を探し続けることでさらに電波が消耗するため、電波が不安定な場所では機内モードにするなどの工夫も有効です。通信環境だけでなく、予備のモバイルバッテリーを携帯することも、雪山でのネット環境を維持するためには欠かせない対策といえます。
競技会場での混雑による通信制限への備え
数万人が詰めかけるオリンピックの各競技会場では、特定の基地局に通信が集中します。これにより、普段はサクサクつながる回線でも「通信制限がかかったように重くなる」現象が発生することが予想されます。決定的瞬間の写真をSNSにアップしようとしても、エラーになってしまうケースがあることを覚えておきましょう。
こうした状況への備えとして、「重要なチケットや地図は事前にダウンロードしておく」ことが非常に重要です。デジタルチケットが読み込めずにゲートで慌てることがないよう、スクリーンショットを撮っておくか、Apple WalletやGoogle Payなどのウォレットアプリに保存しておきましょう。会場内の地図もオフラインで閲覧できるようにしておくとスムーズです。
また、可能であれば複数の通信手段を持っておくのも一つの手です。例えばメインをeSIMにし、予備として現地の物理SIMを購入したり、同行者と別のサービスを契約したりすることで、一方がつながらない時のリスクを分散できます。大規模イベントならではの混雑を想定した「アナログな準備」との組み合わせが、快適な観戦のカギとなります。
会場での通信トラブルを防ぐためのチェックリスト:
・観戦チケットのQRコードを画像で保存しておく
・Googleマップのオフラインマップをダウンロードしておく
・会場付近の無料Wi-Fiスポットを事前に調べておく
・公式アプリの更新はホテルのWi-Fiで行っておく
移動中の高速鉄道(イタロ・フレッチャロッサ)でのネット環境
ミラノから各会場へ移動する際、イタリアの高速鉄道「Italo(イタロ)」や「Frecciarossa(フレッチャロッサ)」を利用する機会が多いでしょう。これらの車内には無料Wi-Fiが設置されていますが、多くの乗客が利用するため速度が非常に遅かったり、トンネル通過中に頻繁に切断されたりすることがあります。
こうした移動中こそ、eSIMによる独自のデータ通信が活躍します。鉄道の路線沿いはキャリアの基地局が整備されているため、走行中でも比較的安定した通信が可能です。ただし、イタリアは地形的にトンネルや深い切り通しが多く、そこではどうしても一時的に圏外になります。動画視聴などは中断されることが多いため、あらかじめ動画ファイルを端末に保存しておくことをおすすめします。
また、長距離移動中にネットで次の行き先を調べたり、予約を確認したりする際は、電波が安定している停車駅周辺で行うのがコツです。eSIMであれば、駅に着いた瞬間にすぐに4Gや5Gの電波を掴み直してくれるため、ストレスなく情報を得ることができます。移動時間を有効に使うためにも、安定性の高いeSIMを選んでおく価値は十分にあります。
イタリアでeSIMを設定・利用するためのステップガイド

eSIMは非常に便利ですが、設定にはいくつかのルールと手順があります。2026年の旅行当日に「つながらない!」と慌てないよう、日本にいるうちから準備を進めておきましょう。ここでは、初めての方でも迷わないための基本的なステップを解説します。
出発前に必ず確認!スマホのeSIM対応とSIMロック解除
まず最も重要なのが、今使っているスマートフォンが「eSIMに対応しているか」という点です。iPhoneであればXS/XR以降のモデル、Androidであれば比較的新しい機種が対応していますが、念のため設定画面から確認が必要です。また、「SIMロック解除」が完了していることも必須条件となります。
日本のキャリアで購入した端末の場合、以前はSIMロックがかかっているのが一般的でした。現在は解除義務化が進んでいますが、古い機種を使い続けている場合は要注意です。設定画面の「通信事業者のロック」という項目を確認し、「SIMロックなし」と表示されていれば問題ありません。もしロックがかかっている場合は、事前に契約しているキャリアのマイページなどで解除手続きを行ってください。
また、イタリアのeSIMを導入する前に、OSのバージョンを最新にアップデートしておくこともおすすめします。OSが古いと、QRコードの読み込みがうまくいかなかったり、設定項目が異なっていたりすることがあります。準備の段階で、ハードウェアとソフトウェアの両面から「eSIMを受け入れる状態」を整えておくことが大切です。
iPhoneでの確認方法:設定 > 一般 > 情報 > 「SIMロック」の項目が「SIMロックなし」になっていればOKです。
現地到着後の切り替え手順とアクティベーションのコツ
eSIMの多くは、日本でQRコードを読み込んでプロファイルをインストールしておくことができます。ただし、実際に現地の電波を掴んで「利用開始(アクティベーション)」するのは、イタリアの空港に到着してからにするのが一般的です。飛行機が着陸し、機内モードをオフにする瞬間に設定を切り替えます。
設定画面から「モバイル通信」を選択し、主回線(日本のSIM)をオフにするか、データ通信の項目で「新しく入れたeSIM」を選択します。このとき、「データローミング」の設定をオンにするのを忘れないようにしてください。eSIMサービスは、現地のネットワークを借りて通信を行うため、ローミング設定がオフだと通信が始まりません。
到着直後は電波を掴むまでに数分かかることがあります。落ち着いて待ち、もしなかなかつながらない場合は、一度「機内モード」をオン・オフするか、端末を再起動してみましょう。これで多くの場合は正常に接続されます。空港の無料Wi-Fiが使えるうちに、接続が確認できるところまで設定を進めてしまうのが、現地での移動をスムーズにするコツです。
トラブル発生時の対処法とデータ残量の確認方法
もし設定を正しく行ったはずなのにつながらない場合は、いくつかのポイントを確認しましょう。まず、APN設定が自動で行われているかチェックします。一部のサービスでは手動入力が必要な場合があるため、購入時の説明メールなどを読み返してください。また、主回線とeSIMの両方がオンになっていると、干渉してうまくつながらないこともあります。
データ残量の確認は、各eSIMサービスが提供している専用アプリやマイページで行うのが最も確実です。iPhoneの設定画面でも消費量はわかりますが、契約プランと同期しているわけではないため、正確な残量はサービス側の表示を優先してください。残量が少なくなると通知を送ってくれるサービスを選んでおけば、不意にネットが切れる心配もありません。
どうしても解決しない場合は、サポートに連絡しましょう。このとき、エラーメッセージのスクリーンショットを撮っておくと説明がスムーズです。ホテルなどのWi-Fiがある場所へ移動し、落ち着いて問い合わせを行ってください。こうした事態に備えて、事前に日本語サポートがあるサービスを選んでおくことが、旅の安心感につながります。
デュアルSIM機能を活用して日本の番号も生かす設定
eSIMを利用する場合、日本の物理SIMカードを抜く必要はありません。これを「デュアルSIM」と呼びます。この機能を活用すれば、イタリアの安いデータ通信を使いながら、日本からの緊急の電話やSMSを着信できる状態で維持することが可能です。SMS認証が必要なサービスを使う際にも非常に便利です。
設定のコツは、「データ通信」はイタリアのeSIM、「音声通話」は日本のSIMという風に役割を分けることです。ただし、日本のSIMで電話に出たり自分からかけたりすると、高額な国際ローミング料金が発生するため注意が必要です。あくまで「着信通知が見える状態」にしておき、急ぎでない用件はWi-Fi環境下でアプリを使って折り返すのが賢い方法です。
また、日本のキャリアの「海外パケット定額」が意図せずオンにならないよう、日本の回線のデータ通信設定は必ずオフにしておきましょう。デュアルSIMを使いこなせば、現地の利便性と日本とのつながりを両立でき、より高度で安心な海外旅行が実現します。2026年のオリンピック期間中も、この設定でストレスフリーな通信を楽しんでください。
ネット環境以外も重要!イタリア旅行をより楽しむための準備

安定したeSIMを確保できたら、次はオリンピック観戦そのものを充実させるための準備です。2026年のイタリアは、世界中からスポーツファンが集まる特別な場所になります。ネット環境を駆使しながら、現地の熱気を存分に味わうためのアドバイスをまとめました。
オリンピック観戦チケットと公式アプリの活用術
2026年大会では、チケットのデジタル化がさらに進むことが予想されます。公式アプリは単なる情報収集ツールではなく、入場券の表示や会場内でのナビゲーション、リアルタイムの競技結果確認に不可欠です。出発前に必ずアプリをインストールし、自分が見る競技をお気に入り登録しておきましょう。
公式アプリには、会場までのシャトルバスの運行状況や、混雑を避けるための推奨ルートが表示されることもあります。eSIMがあれば、会場に向かう道中でもこれらの最新情報をチェックでき、効率的に移動できます。また、会場周辺のファンゾーンで開催されるイベント情報なども、アプリを通じていち早く入手できるはずです。
万が一、現地のネットワークが不安定になった場合に備えて、チケットのQRコードを表示した状態のスクリーンショットを撮っておくことも忘れずに。デジタルツールは便利ですが、バックアップとしての画像保存は「観戦の鉄則」です。スムーズな入場ができるよう、デジタルとアナログの両面で準備をしておきましょう。
慣れない雪道や寒さに備えた服装と持ち物チェック
冬季オリンピックの会場、特にコルティーナ・ダンペッツォなどの山岳エリアは、2月には非常に厳しい寒さになります。競技観戦は屋外で長時間じっとしていることも多いため、街歩きの服装よりもワンランク上の防寒対策が必要です。「重ね着(レイヤリング)」を基本にし、防水・防風性能の高いウェアを用意してください。
足元も重要です。観戦エリアは雪や氷で滑りやすくなっていることが多いため、滑り止めがついた防水スノーブーツが必須です。また、忘れがちなのが「サングラス」です。雪原の照り返しは非常に強く、長時間競技を見ていると目を痛めることがあります。イタリアらしいスタイリッシュなサングラスを持っていくのも良いでしょう。
さらに、寒い場所ではスマートフォンの消耗が非常に早くなります。ポケットの中ではなく、なるべく体温が伝わる内ポケットなどに入れておくことで、バッテリーの急落を防ぐことができます。もちろん、予備のモバイルバッテリーは必須アイテムです。厳しい環境下でもネットが使えるよう、デバイス自体の保護にも気を配りましょう。
冬のイタリア観戦持ち物リスト:
・高容量モバイルバッテリー(低温に強いもの)
・使い捨てカイロ(イタリアでは入手困難な場合あり)
・防水仕様のスマホケース
翻訳アプリや地図アプリをオフラインで使う方法
eSIMがあっても、電波が届きにくい場所や地下などではネットが使えません。そこで役立つのが、アプリの「オフライン機能」です。Google翻訳などのアプリでは、イタリア語の辞書データを事前にダウンロードしておくことで、ネット環境がなくても文字の翻訳やカメラ翻訳が利用可能になります。
地図アプリも同様です。Googleマップでミラノ市内やコルティーナ周辺の地図をオフライン保存しておけば、GPS機能だけで現在地を確認し、ルート案内を受けることができます。これはデータ容量の節約にもなるため、旅行者には必須のテクニックといえます。特にオリンピック期間中は、通信が混雑することを前提に行動するのが賢明です。
現地の言葉を少しでも話せると、観戦はより楽しくなります。「Grazie(グラッツェ:ありがとう)」や「Dov’è il bagno?(ドヴェ イル バニョ:トイレはどこですか?)」などの基本フレーズを翻訳アプリで確認しておくだけで、現地の人とのコミュニケーションがスムーズになります。テクノロジーを賢く使いつつ、イタリアの文化に触れる準備もしておきましょう。
現地でのキャッシュレス決済とスリ対策の基本
イタリアでは急速にキャッシュレス化が進んでおり、VisaやMastercardのタッチ決済があれば、多くの場所で支払いが完了します。Apple PayやGoogle Payにカードを登録しておけば、財布を出さずにスマホ一つで決済でき、安全かつスピーディーです。eSIMでネットにつながっていれば、決済通知も即座に届くため安心です。
しかし、オリンピックのような混雑するイベントでは、スリへの警戒を怠ってはいけません。スマートフォンを操作している最中や、背後のリュックに貴重品を入れている時が最も狙われやすいです。スマホにはストラップをつけ、貴重品は体の前面に持つバッグに収納するなど、基本的な防犯対策を徹底しましょう。
また、万が一スマホを紛失した際に備えて、「デバイスを探す」機能をオンにしておくことや、別の端末から遠隔ロックができるように設定しておくことも重要です。ネット環境があるからこそ、こうしたセキュリティ機能が最大限に活かされます。楽しい思い出だけを持ち帰れるよう、安全管理にも最新の注意を払ってください。
イタリア旅行のeSIM活用まとめ!2026年オリンピックを全力で楽しもう
2026年のイタリア冬季オリンピックは、最新のデジタル技術と伝統的な美しい景色が融合する素晴らしい体験になるでしょう。その体験を支えるのが、今回ご紹介した「eSIM」による快適なインターネット環境です。最後に、この記事の重要ポイントを振り返りましょう。
イタリア旅行を成功させるeSIM活用の要点:
・山岳地帯に強い「TIM」や「Vodafone」回線を選ぶのが失敗しないコツ
・動画やSNSを多用するなら、Holaflyなどの「無制限プラン」が最も安心
・初めてなら、日本語対応のAiraloなどアプリ設定が簡単なサービスを選ぶ
・出発前に「SIMロック解除」と「対応機種の確認」を必ず済ませておく
・チケットや地図は事前にダウンロードし、混雑時の通信ダウンに備える
eSIMなら、日本にいる間にすべての準備を終え、イタリアに到着した瞬間から観戦の熱狂に飛び込むことができます。物理SIMの紛失を心配する必要もなく、デュアルSIMで日本の番号を維持できる利便性は、一度使えば手放せなくなるはずです。
通信環境の準備を早めに整えておけば、あとは現地で選手たちを応援するだけです。ミラノの洗練された街並みや、ドロミテの雄大な自然に囲まれた会場で、一生の思い出に残る冬を過ごしてください。おすすめのeSIMを味方につけて、2026年のオリンピック観戦を心ゆくまで楽しみましょう!



